CASE STUDY導入事例

すかいらーく

すかいらーく

所在地
本社:東京都武蔵野市
従業員数
正社員 6,145名 (平成22年12月末現在)
導入
サービス
・コロケーションサービス
・マネージドサービス
業種
小売業

新ネットワークシステムのアウトーソーシングで大幅な経費削減を実現。

株式会社すかいらーく様は、「ガスト」、「バーミヤン」、「夢庵」、「グラッチェガーデンズ」など全国に3,500を超える店舗を構える国内最大のレストランチェーンです。外食市場は、各チェーン企業の大量出店だけでなく、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどとの競争も激化しており、すかいらーく様にとっては低価格で高品質な商品を提供するための戦略的ネットワークへの取り組みが急務とされていました。

各店舗にデータベースが分散、集中管理でコスト削減を狙う

2001年、同社は、経営資源の共有化によるコスト削減を図るため、それまで各業態がそれぞれ単独で行っていた調達・生産・加工・物流システムを統合しました。しかし、各店舗にデータベースが分散しているため、その運用管理にコストがかかることと、調達-物流までのリードタイムの課題などから、高速通信網による新ネットワークシステムの導入が検討されていました。また、商品の低価格化に対応するため、人権費などの固定費をさらに削減する必要があり、システム運用業務のアウトソーシングにも高い関心を持たれいていました。

DBの構築・運用をアウトソーシング。
さらに安価なネットワーク環境を実現する光回線網情報BOXを提供

そこで、同社は、2004年末までに、全店舗と本部、食材工場を高速通信で常時接続する光ファイバー網を構築することを決定。各店舗に分散していたデータベースを当社データセンターに全て集約し、全店舗、全拠点の運用管理から、データベースの構築、バックボーンネットワークの構築、運用保守まで、トータルなサポートを実施します。また、通信キャリアとしての特性も生かしNTT東日本、西日本間の接続に当社の光回線網の情報BOXを提供するなど、アウトソーシング体制を確立します。

アウトソーシングで情報関連コストを大幅削減。
さらに高速通信網がマーチャンダイジングと新サービスをバックアップ

このような新しいネットワークシステムは、当社データセンターでの情報の一元管理を可能にしますので、各店舗ではデータを保有する必要が無くなりました。今後5年間に関わる全体の情報関連コストは、初期投資を含めても80億円で済み、従来に比べて26億円の経費削減が可能となる見込みです。さらに、調達~物流までのリードタイムの短縮化が図られ、マーチャンダイジングの差別化を図ることが可能になります。また、高速通信網の構築により店舗への動画配信など、新サービス展開の可能性が拡がりました。

※本事例は記事制作時点ものであり、最新のご利用内容と異なる場合があります。あらかじめご了承ください。

©2020 TOKAI Communications Corporation